子どもがゲームや動画にハマりすぎるとどうなる?5つのデメリットと対策
子どもが楽しいゲームや動画に夢中になりハマってしまうことがあると思います。ただ、ハマりすぎを放っておくと健康や発達に悪影響もでるのです。本記事では、子どものゲーム・動画のやりすぎによる5つのデメリットと、家庭でできる実践的な対策を紹介します。
「気づけば1時間以上ゲームをしている」「ごはんの時間になっても動画を見続けている」、そんな子どもの姿に心当たりはありませんか?ゲームや動画は楽しい一方で、使いすぎると成長や健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。
本記事では、親として知っておきたい5つのデメリットと、日常生活で実践できる予防策をわかりやすく解説します。
このような方はぜひ読んでください
- 未就学児や小学生の子どもを持ち、ゲームや動画の時間が長くなってきたと感じる保護者の方
- 「やめなさい」と言っても聞かず、動画視聴のルールづくりに悩んでいる保護者の方
- 視力低下や運動不足、生活リズムの乱れなど子どもの健康面に不安を感じている方
- 癇癪やイライラなど、感情のコントロールが難しくなってきた子どもに戸惑っている保護者の方
- 依存傾向が出てきた子どもに対して、どう接すればいいか悩んでいる方
記事のキーワード: 子ども, ゲーム, 動画, 視力低下, 運動不足, 生活リズム, 依存対策
子どものゲーム・動画のやりすぎで起こる5つのデメリットとは?
ゲームと動画も楽しく、子ども達がハマってしまうのもわかりますが、やりすぎると悪影響も出てきます。具体的には視力、運動不足のような身体的な問題、睡眠への生活リズムでの問題、情緒や依存への心理的な問題となってきます。
特に成長期の子どもにとって、生活習慣の乱れや感情の不安定さは、将来的な健康や人間関係にも影響を及ぼすおそれがあります。
では、後段から5つのデメリットを具体的に見ていきましょう。
デメリット1. 視力への悪影響:目の使いすぎが子どもの視力低下を招く
長時間にわたってタブレットやテレビなどの画面を見続けると、子どもの視力に大きな負担がかかります。特に至近距離で集中し続けることで、目の筋肉が緊張し、近視が進行するリスクが高まるのです。まだ発達途中にある成長期の目は刺激に弱く、過度な負担は眼精疲労やドライアイを引き起こす原因にもなります。
また、暗い部屋で画面を見ることや、寝転がっての視聴といった視聴環境も、目の健康に悪影響を与える要因です。さらに、ブルーライトと呼ばれる強い光の刺激は、網膜への負荷だけでなく、後述の睡眠リズムの乱れをまねくこともわかっています。
このような視力への影響を防ぐためには、使い方や視聴環境に注意することが重要です。具体的には画面との距離は最低でも1.5メートル以上を保つ、部屋を明るくして見る、長時間視聴しないなどのルールづくりが有効になります。特に「30分見たら5分休憩」といったルールを設けて目を休ませる時間を意識的に取りましょう。
さらに、外遊びや散歩など屋外で自然光に触れる時間を日常的に設けることも、近視の進行を防ぐとされています。週末だけでなく、平日でも朝の通園や夕方の公園遊びなど、少しでも太陽の下で過ごす時間を取り入れることが、目の健康を守るポイントになります。
デメリット2. 運動不足による健康への影響:体力や筋力の発達にも悪影響
ゲームや動画に長時間夢中になると、自然と体を動かす時間が減り、運動不足になりがちです。運動不足は、子どもの体力や筋力の発達を妨げるだけでなく、肥満や姿勢の悪化、基礎代謝の低下にもつながります。特に幼児期は、走る・跳ぶ・転がるといった全身を使った遊びを通して、脳や神経系、筋骨格系がバランスよく発達する大切な時期です。
また、同じ姿勢で座り続けることで、筋肉の柔軟性が失われ、猫背や骨盤のゆがみ、さらには将来的な腰痛や肩こりの原因になることもあります。身体を使った遊びは、体を鍛えるだけでなく、五感を刺激し、空間認識能力やバランス感覚を養う効果もあるため、単なる体力作りにとどまらない重要な役割を果たします。
運動不足を防ぐためには、意識的に体を動かす時間を日常に取り入れることが大切です。午前中に公園や広場で体を動かす、午後は近所を散歩するなど、時間帯を分けて小さな運動習慣を作るとよいでしょう。雨の日は、室内で風船遊びやストレッチ、ダンス動画を一緒に見るなど工夫次第で運動の機会をつくれます。
「おうちで鬼ごっこしよう」「ママと体操してみよう」といった声かけで、親が主体的に関わると、子どもも楽しく取り組みやすくなります。運動が楽しい習慣として定着すれば、ゲームや動画への依存も自然と減っていくでしょう。
デメリット3. 生活リズムの乱れ:寝不足や不規則な生活につながる
動画やゲームに熱中すると、つい夜遅くまで続けてしまいがちです。その結果、寝る時間が後ろ倒しになり、睡眠時間が削られてしまいます。睡眠不足は、子どもの成長ホルモンの分泌に影響を及ぼすだけでなく、翌日の集中力や情緒の安定を妨げる要因になります。さらに、朝起きるのがつらくなったり、朝食を食べる時間がなくなったりと、1日の生活リズム全体が崩れる原因にもなります。
特に幼児期の子どもにとっては、規則正しい生活習慣が体内時計を整え、心と体の発達を支える重要な基盤になります。夜遅くまで画面を見続けると、脳が「今はまだ活動時間」と誤認し、寝つきが悪くなるといった研究報告もあります。さらに、ブルーライトの刺激によって、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制され、眠気が起きにくくなることもまたわかっています。
そのため、夜は基本的に画面を使わず、就寝時間を一定に保つことが大切です。例えば「19時以降は画面を見ない」といったルールを決めたり、寝る前は絵本の読み聞かせや音楽を取り入れるなど、刺激の少ない過ごし方に切り替えるとよいでしょう。また、夕食後は照明を少し暗くする、入浴後は部屋着に着替えるといった「寝る準備のサイン」を生活に取り入れることで、子どもも自然と眠気を感じやすくなります。こうした環境づくりやルーティンは、良質な睡眠を促すうえで非常に効果的です。
デメリット4. 感情面・行動面の影響:怒りっぽくなる、癇癪を起こす
ゲームや動画は色鮮やかで動きの激しい映像や大きな音など、強い刺激を伴うことが多く、長時間接していると子どもの脳が興奮状態になります。その影響で、些細なことでイライラしたり、急に怒ったりする場面が増えることがあるのです。特にテンポが速く過激な内容は、感情の起伏を激しくし、冷静な判断力を育てにくくしてしまう要因となります。
小さな子どもはまだ自分の気持ちを言葉で表現する力が十分に発達していません。そのため、不快な気持ちや不満がうまく伝えられず、癇癪という形で爆発してしまうことがあります。動画やゲームに熱中している最中に中断されると、怒りや不安を抑えきれず、暴れたり泣き叫んだりすることもあるでしょう。
こうした状態を防ぐには、まず保護者が動画やゲームの内容を事前に確認し、年齢に適したものを選ぶことが重要です。刺激の強すぎるものは避け、安心して見せられるものを厳選するようにしましょう。また、視聴後に「どんな内容だった?」「どう感じた?」と子どもに問いかける時間を持つことで、感情の整理を助けることができます。
さらに、「イライラしたときはどうする?」「怒ってもいいけど、言葉で伝えようね」といった形で、感情の表し方を教えることも大切です。親子で一緒に気持ちを振り返る習慣があれば、日常の中で感情のコントロール力が少しずつ育っていくでしょう。
デメリット5. ゲーム・動画依存:やめたくてもやめられなくなる
ゲームや動画を日常的に楽しむこと自体は問題ではありませんが、使い方によっては依存的な傾向を招く恐れがあります。「もっと見たい」「もう少しだけ」といった欲求が強まり、やめたくてもやめられなくなると、親が止めても反抗したり、感情的になってしまうことがあります。家庭内でのトラブルの原因にもなり、親子関係にまで影響を及ぼすこともあるでしょう。
これは、脳がゲームや動画の刺激に慣れてしまい、「もっと欲しい」と報酬を求める状態になってしまうためです。いわゆる報酬系と呼ばれる脳の仕組みが関係しており、大人のスマホ中毒やSNS依存と似たようなメカニズムです。特に子どもの場合、自制心や切り替え力が未発達であるため、強い依存傾向が出やすいと言えます。
依存が進むと、他の遊びや学習への関心が薄れ、集中力や想像力が育ちにくくなるリスクもあります。また、ゲームや動画を見られない時間にイライラしたり、不安定な様子を見せるようになることも。こうした状態を見逃さないよう、日頃から子どもの様子をよく観察することが大切です。
依存を防ぐには、早い段階でルールを家庭内で明確に決めておくことが有効です。生活リズムでのルール作りと同じように、「使う時間」「終わる時間」を親子で話し合って決めておき、タイマーや砂時計など視覚的なツールで時間の感覚を身につけさせましょう。「あと5分でおしまいだよ」と事前に声をかけたり、使える時間が終わったら一緒に別の遊びへ誘導するなど、切り替えをスムーズにする工夫も有効です。
まとめ
ゲームや動画は子どもにとって楽しく、学びの要素も含まれている一方で、使いすぎると視力の悪化や生活リズムの乱れ、感情の不安定、運動不足、さらには依存といったさまざまなデメリットを引き起こします。これらは、将来の健康や学習習慣、人間関係にも影響を与える可能性があるため、早めの対策が重要です。
過度な使用を防ぐためには、親が子どもの様子に注意を払いながら、ルールを話し合い、継続的に見直していくことがポイントです。「時間を決める」「視聴内容を選ぶ」「一緒に振り返る」など、日々のちょっとした工夫を重ねることで、子どもの心と体の健やかな成長をサポートできます。
今日からできる小さな工夫を取り入れ、楽しく安全なデジタルとの付き合い方を、親子で一緒に見つけていきましょう。