運動で学力アップ!子供の運動と勉強の関係を解説

運動で学力アップ!子供の運動と勉強の関係を解説

「勉強ができる子は運動も得意」という話を聞いたことはありませんか?実は、運動能力と学力には科学的根拠に基づく密接な関係があります。今回は、子育て中のパパママに知ってほしい運動と学習の相関関係について詳しく解説します。

運動能力と学力は別々のものと思われがちですが、実は密接な関係があることが科学的に証明されています。 この記事では、運動習慣が脳の発達に与える影響や、体幹・集中力・認知機能の向上について詳しく解説し、バランスよく育てる実践的な方法をご紹介します。

このような方はぜひ読んでください

  • 子どもの学力向上を目指しているが、勉強だけでなく運動も大切にしたい保護者の方 
  • 運動が苦手な子どもの学習能力を伸ばす方法に悩んでいる保護者の方
  •  子どもの集中力不足や姿勢の悪さが気になる保護者の方
  •  0歳〜10歳の子どもを持ち、効果的な教育方法を探している保護者の方
  •  運動と勉強のバランスの取り方がわからずに悩んでいる保護者の方

記事のキーワード 運動能力, 学力向上, 子ども, 脳科学, 体幹, 集中力, ゴールデンエイジ

運動能力と学力の相関関係が科学的に証明されている

運動能力と学力の関係ですが、調査によって明らかになっています。

全国調査で明らかになった事実

文部科学省が実施する全国学力・学習状況調査において、上位にランクインする都道府県は運動能力調査でも上位に入る傾向が見られています。

この相関関係は個人レベルでも確認でき、体力テストで上位の成績を収める子供たちは、授業中の集中力や記憶力においても優秀な結果を示す傾向があります。

「文武両道」という言葉が示すように、運動と学習は互いに影響し合う関係にあると言えるのです。

脳科学が解明する運動と学習の関係

運動をすると、脳から「BDNF(脳由来神経栄養因子)」という特別な物質が分泌されます。この物質は神経細胞の成長を促し、記憶力や学習能力を向上させる働きがあります。

定期的に運動をしている子供たちの脳内BDNF濃度は、運動習慣のない子供に比べて明らかに高いことが研究で分かっています。

また、たった20分程度の軽い運動でも、脳の血流が良くなり、計画性や判断力、集中力を司る前頭前野という部分が活発に働くようになります。

つまり、体を動かすことで脳が活性化し、自然と学習に必要な機能が向上させると言えるでしょう。

運動が学力向上に効果を発揮する3つのメカニズム

運動がどのように学力に繋がっていくのか、その仕組みを詳しく解説します。

1. 姿勢が良くなって、脳がしっかり働く

運動で体幹(背骨周りの筋肉)が鍛えられると、勉強中に正しい姿勢を保てるようになります。

「うちの子、机に向かってもすぐにだらけちゃって…」という悩み、ありませんか?これは体幹の筋力不足が原因かもしれません。

正しい姿勢が保てると、深い呼吸ができるようになり、脳にたくさんの酸素が送られます。その結果、思考力がアップするんです。

今日からできることとしては、毎日10分間、片足立ちやバランス遊びがありますので、取り入れてみてください。集中して勉強できる時間が自然と長くなります。

2. やる気ホルモンで集中力大幅アップ

運動後に分泌される「ドーパミン」は、「やる気ホルモン」とも呼ばれる重要な物質です。このドーパミンが、注意力や記憶力、学習意欲を高めてくれます。

運動によって分泌されたドーパミンは脳の前頭葉に働きかけ、感覚を研ぎ澄まし、集中できる時間をぐっと長くしてくれます。

宿題の前に15分程度の軽いジョギングや縄跳び、ダンスを行うのがおすすめ。室内でも足踏みやストレッチで十分効果が得られます。

3. 複雑な動きで脳をフル活用

自転車に乗るとき、子供は目で進む方向を確認しながら、ペダルをこぎ、スピードを調節し、ハンドルを操作して、最後にブレーキをかけて止まります。この一連の動作では、見る・考える・実行するという複雑な処理を脳が同時に行っています。

このような「見て、判断して、体を動かす」能力を「コーディネーション能力」と呼びます。この能力を鍛えることで、情報処理速度や判断力、問題解決能力といった学習に必要な認知機能が自然と高まります。

運動能力と学力をバランスよく育てる3つのポイント

運動による学力向上のメカニズムを見たところで、両者をバランスよく育てるポイントを見ていきましょう。

1. 特別な才能は不要!毎日の運動習慣が鍵

「うちの子は運動が苦手だから…」と心配するパパママは多いですが、学力向上のための運動に特別な才能は必要ありません。大切なのは、子供が楽しめる活動を見つけて、毎日続けることです。

始めやすい運動としては、かくれんぼやおにごっこなどの外遊び、雨の日は音楽に合わせて室内でダンス、また、家事の手伝いもゲーム感覚で取り入れるのも良いでしょう。

親も一緒に楽しむ姿勢を見せることで、子供の運動習慣は自然と身につきます。

2. 0〜10歳の「ゴールデンエイジ」を見逃すな

運動能力がぐんぐん伸びるのは0〜10歳の時期です。この時期は運動に関わる神経系が急速に成長し、10歳前後では大人の約95%まで達します。

この貴重な「ゴールデンエイジ」に多様な運動体験をさせることで、将来どんなスポーツにも対応できる基礎能力が身につきます。

この時期におすすめの運動としては、水泳、体操、ボール遊び、縄跳びなどがあります。ポイントは一つの運動に偏らず、幅広く体験させることです。習い事として始める必要はなく、公園遊びや家庭での運動でも十分なので、身近なところから始めてみましょう。

3. 「乗り物遊び」で楽しく能力アップ

特におすすめなのが「乗り物遊び」です。三輪車からストライダー、自転車まで、年齢に応じた乗り物遊びには多くのメリットがあります。

乗り物遊びの効果としては、次のものがあります。

  • 操縦する楽しさで自然と運動が好きになる
  • バランス感覚や空間認識能力が育つ
  • 目的地を決めて移動することで計画性も身につく
  • 達成感や挑戦心を味わえる

乗り物遊びは、1歳頃の室内用小型乗り物から始めて、段階的に屋外でのサイクリングまで発展させることで、長期的な運動習慣の基盤を作れます。

まとめ

運動と学力は決して別々のものではありません。科学的研究により、運動習慣が脳の発達に与える良い影響が明らかになっています。

  • 体幹強化で正しい姿勢と思考力アップ
  • ドーパミン分泌で集中力大幅向上
  • コーディネーション能力で認知機能の発達

これらを心がけ運動習慣を身につけることに取り組んでいきましょう。特に0〜10歳のゴールデンエイジを活用し、楽しい運動遊びを通じて子供の可能性を最大限に引き出してください。

「勉強か運動か」ではなく、「勉強も運動も」という考え方で、お子さんの豊かな成長をサポートしまていきましょう。